セレナード第11番変ホ長調 1
モーツァルトの機会音楽、社交音楽のジャンル、すなわちセレナード、ディヴェルティメント、多様な舞曲などの創作時期については、5つに分けて考えられることが多い。
この変ホ長調のセレナードは、そうした中で第四期のなかばに生みだされたものであり、1781年10月にウィーンで作曲されている。
この時期のモーツァルトが、管楽器のアンサンブルにかなり強い志向を示していたことは、この作品と前後して書かれたハ短調のセレナードや、いわゆる《グラン・パルティータ》などの存在によっても知ることができよう。