セレナード第11番変ホ長調 3
楽章構成は、シンメトリックな五楽章によっており、中央にアダージョ楽章を置き、両端にアレグロ、第二、第四楽章にメヌエットを配した形をとっている。
この作品の演奏では、八重奏の形をとられるのが普通であり、とくにレコーディングにおいては、同じ楽器編成によるハ短調のセレナードと組み合わされることが多い。
そこでは各楽器の和声的、旋律的な扱いがじつに巧妙であり、生みだされる響きも美しく充実したものとなっている。
楽章構成は、すでに述べたようにシンメトリックに配置されているが、性格的には両端楽章はもちろんのこと、ふたつのメヌエットにも対照的なものが見られる。
演奏については、優劣よりも、むしろアンサンブルの性格への好みが先行するように思われる。