古代美術の装飾 4
端ほど狭くなるバンド状であって、十分でありまた活動にも適しています。
楯はクレタ風の八字型や全身をおおう大形のほかに、本来の円形楯が使われます。
攻撃用武器には弓、長剣、短剣、短い投槍、小刀、手斧がありましたが、剣こそ武人の誇りであって、進歩が目立ちます。
クレタではせいぜい70センチであった長剣は、85センチから95センチの長さにもなります。
長剣は突くことを主とするから、長くまた強靱でなければなりません。
ミケネの冶金術と鍛工術とは刀身に鏑(刀の刃と背との中間に補強のために高く立っている稜)をつけて長さと強さを増しました。
ミケネ時代の各墳墓から多くその装飾の円盤は、中央のものから次第に小さくなります。
この墓からは別な冠が出土しています。
その黄金板は薄いから、皮または布で裏付けされていました。
ミケネ金工が腕を奮うのは、武人社会にふさわしく武器です。
ミケネ戦士はクレタ戦士とはまったく異なる装備をしています。
彼らは兜、胸甲(壁画には描いていませんが)、脚甲をつけ、楯と槍をもち、剣をさしています。