農業の国際化とはなにか 2

こうした事態に直面して、わたしたちは改めて農業の国際化とは何か・・・


これをどのように評価し、いかにこれに対処すべきかという問題を国民経済全体の問題として虚心坦懐に考えてみる必要があります。


農業の国際化とははたしてアメリカや一部の楽観論者が主張するように、農産物貿易の国境障壁を全面的に撤廃すること、ないしはそれに向うことなのかどうでしょうか。


それによって農業生産の効率化・資源配分の適正化が本当に達成されるものかどうでしょうか。


市場原理ははたしてそれだけの信頼に値するものであり、またそれを支える社会的・政治的条件が現実に存在しているのかどうでしょうか。


それはひとり農業に対してのみならず、現行の国際経済秩序全体に対して投げかけられている問いかけでもあります。


他方、それと同時に、国内に向っては次のような問いかけを発してみる必要があります。


農業とは国民経済にとって一体どのような意味をもっているのでしょうか。

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